半帯フィルターは本質的に FIR フィルターですが、約半分の係数が 0 であるため、演算量は通常の FIR フィルターの演算量の半分に減少します。
半帯フィルターには以下の特性があります:
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半帯フィルターの通過帯域幅 $w_p(通過帯域カットオフ周波数)$ は阻止帯域幅 $\pi-w_s(w_s は阻止帯域の開始周波数)$ と等しく、通過帯域リップルと阻止帯域リップルも等しいです。
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半帯フィルターの周波数応答は次の条件を満たします。
単位インパルス応答は次のようになります。
N はフィルターの長さで、奇数でなければなりません。